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英国BBCのウェブサイトに小山准教授の研究結果(ヘミングウェイ効果)が掲載されました。

 教育学部小山義徳准教授の研究結果である「ヘミングウェイ効果」について、イギリスBBC(英国放送協会)の取材を受け,12月6日にウェブサイトに掲載されました。

 「ヘミングウェイ効果」とは、「課題達成までの残量が少なくなるほど、その課題を達成したいという動機づけが高まること」を指します。このネーミングは,小説家のヘミングウェイが「あと少しでこの文章を書き終わる」という時に、あえて書くのを止める」ことで,書くことへの動機づけを保ったことに基づいて名付けられました。

 「ヘミングウェイ効果」を教育現場に応用すると、「あとちょっとで達成できそうだ」と児童生徒が感じられる課題を教師が提示することで、勉強へのやる気を高めることが考えられます。また,博士論文等の大きな課題を達成したい際には、「達成できそうな小さな課題」に分けて、課題への動機づけを高めることが可能になります。さらに,学校場面以外でも、企業で長期プロジェクトを遂行する際の社員の仕事に対する動機づけの維持や、スポーツで大きな目標に挑む選手を指導する際にも貢献する内容であり、今後の発展が期待されます。

 

 

その他、詳しくは下記URLをご覧ください。

イギリスBBCのHPサイト▼
https://www.bbc.com/worklife/article/20191205-how-to-conquer-work-paralysis-like-ernest-hemingway

大学HP「特色ある研究活動の成果」 ▼
http://www.chiba-u.ac.jp/research/coe_gp/result/education/post_42.html