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国際交流委員会主催の歌舞伎鑑賞会が開催されました。

 12月16日(土)に、国際交流委員会主催の歌舞伎鑑賞会が開催され、留学生10名が国立劇場(東京・半蔵門)で「今様三番三」「通し狂言 隅田春妓女容性」を鑑賞しました。これは、留学生教育の一環として、日本の伝統芸能を知ってもらうために、事前講義も含めたかたちで毎年行われているものです。事前に歌舞伎の成り立ちや演目のあらすじについてのガイダンスを受けた留学生たちは、4時間にわたる公演の間、盛んに拍手を送り、熱心に観劇していました。
 参加した留学生からは、以下の感想が寄せられました。
「 今回、学部のイベントで劇場で歌舞伎を見ることができ、大変貴重な機会をいただきました。日本の伝統芸能である歌舞伎を観るのは初めてなので、役者のセリフや動作を全部理解することは難しいですが、彼らが長年の稽古で磨き上げた身振り手振りを楽しむのもまた面白かったです。江戸時代の人たちの服装や言葉遣いを知ることもでき、非常に有意義な時間を過ごしました。歌舞伎をはじめ、日本の伝統芸能の歴史と沿革について、これからもっと勉強していきたいと思っています。」
「 今回、半蔵門へ歌舞伎を見に行きました。日本に来る前に、簡単な歌舞伎の知識を学んだことがありますが、実際に本物の歌舞伎を観ることは初めてです。花道、せりや廻り舞台といった舞台装置が強く印象に残っています。また、登場人物の衣装が華やかで、踊りも躍動感に溢れていて、素晴らしかったと思います。先生方から事前に詳しい解説資料をいただいていたことと、イヤホンガイドもあったことでセリフは思っていたより理解しやすかったです。今回の歌舞伎鑑賞会を通じて、日本の伝統芸能に触れ、貴重な体験ができたと思います。これからの留学生活でも日本の文化を身を以て体験していきたいです。」
 国際交流委員会では、留学生の学習を深めるために、他にも様々なかたちで実体験ができるよう支援を行っています。