数学科教育分野

代数学、幾何学、解析学、確率論・統計学、数学教育学について多くの講義が開設されています。どの科目も基礎的なところから高度な内容まで学習します。また、コンピュータと関連した数学の学習も進めています。

 

【数学科教育分野の内容】

 
中学校教員養成課程数学科教育分野では,高等学校での学習内容につながる代数学,幾何学,解析学,確率・統計学,数学教育学について講義や演習を受講し,どの教科も基礎から高度な内容まで学習します。また,将来教員になるために必要な教材研究も教科それぞれの立場から学習しながら,教育現場での実習も経験します。さらに,コンピュータと関連した数学の学習も進めています。

 

【授業紹介】


▶︎
数学科教育法概説

中学校・高等学校数学科の目標,内容(数と式,図形,関数,資料の活用,数学的な考え方等)および学習指導方法(問題解決,問題設定,オープンエンドアプローチ,情報機器の活用等)について理解し,数学科の授業を実践できるようにします。グループによる話し合いや演習を取り入れて行います。


▶︎ 代数学

数学の根幹を成す整数についての講義を行います。倍数・約数や除法の定理から振り返り、最大公約数、互除法、素数の性質、素因数分解の一意性などの基本事項を解説します。さらに1次合同式や原始根など用いて、整数論の暗号理論への応用を紹介します。

 

【教員免許状】

 
中学校教員養成課程数学教育分野を卒業すると,中学校数学の1種及び高等学校の数学の免許状を同時に取得することができます。また,現在,卒業要件として数学科以外の教科から1科目を選び免許状(第2免許)を取得するとこが義務づけられていて,二つの教科の免許状を取得し卒業することになります。

 

【卒業研究】

 
卒業研究を進めるためのセミナーについては,2年生の終わりに所属する研究室が決定されます。ただし,数学科所属の教員の研究室に限ります。4年生の1年間は,この所属した研究室を中心に,4年間の総仕上げとして卒業論文を作成することになります。卒業論文の内容は,数学の各分野の専門性の高い内容から,教育現場と密着した教材研究,数学教育に至るまで多岐にわたります。

 

【進路】

 
卒業後は,毎年多くの学生が千葉県内および出身県の中学校教員に就職しています。また,大学院に進学しさらに研究を進める学生や,企業に就職する学生も少なくありません。

 

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