社会科教育分野

歴史学、地理学、法律学、政治学、社会学、経済学、哲学の各専門科目を学んで専門的知識を深めるほか、社会科教育学として授業のあり方を学んでいきます。社会に対して興味・関心を持ち、それらについて専門分野から探究を深めていくことが期待されます。

 

【社会科教育分野の目指す教員像】

 
社会科教育分野では,

  • 高度な専門性を持つとともに専門性を生かして自ら学び続けることができる教員
  • 専門のみならず社会科他分野に精通した「社会科に強い」教員
  • 専門的知識・能力を生かし,社会科教育のリーダーとして活躍しうる教員

の養成を目指しています。

 

【高度な専門性と実践力の育成】

 
社会科・地理歴史科教育論,社会科・公民科教育論などにおいて中学・高校の科目に対応した実践的な授業開発能力を養うほか,歴史学(日本史・世界史)・地理学(人文地理・自然地理)・政治学・法律学・経済学・社会学・哲学・倫理学といった分野の専門科目を学んで専門的知識を深めます。また,実習・演習を通して極めて高度な専門性を育成するとともに,自ら専門的研究を行える能力の修得を目指します。

 

【授業紹介】

 

▶︎ 中学校社会科教育概論

本授業では、中学校社会科授業をつくる方法論について講義します。具体的には、教科書分析からつくる、社会諸科学の研究成果からつくる、自身が参観した授業を修正してつくるなど、多様な方法論について学び、実際にそれらにもとづいて授業がつくれるようになることを目指します。


▶︎ 哲学概論

自由や平等、公共性などの概念の意味内容を分析する、またリベラリズムやデモクラシーの歴史について考察するなど、現代社会の基本問題を理解するうえで不可欠の知識や思考方法を哲学の観点から学びます。

 

【卒業後の進路】

 
教員が中心ですが,自治体や民間企業に就職する人もいます。また,大学院へ進学し勉学を続ける人も多数います。

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卒業生の声
社会科は1学年10人前後の少人数の学科です。それもあり,同学年だけでなく他学年との結びつきも非常に強く,1~4年生参加のサブゼミという形で社会科関係の勉強会を行ったりして親睦を深めています。4年間の大まかな流れは,1~2年で各分野の基礎的なことを学び,3年でゼミの選択専門的な勉強に入り,4年で卒業論文を書きます。空き時間には皆が学生控室に集まるようなアットホームな雰囲気の学科です。 (Yさん,4年生)