乳幼児教育コース

─  成長の基盤となる乳幼児期の教育を担い、保幼小の円滑な連携を図れる教員を目指す ─

 

【乳幼児教育コースの特長】

 

  • このコースでは、乳幼児期の教育に関する専門的な理論・知識及び高度な実践力を有する教員を養成します。
  • 乳幼児期の教育と小学校教育との円滑な接続を意識しつつ、新たな教育的課題に積極的に取り組む姿勢と問題解決能力を有し、生涯にわたる人格形成及び学校教育の基礎としての乳幼児教育の充実を図る教員を目指します。
  • 幼稚園教諭1 種と小学校教諭2 種の免許を取得します。保育士資格を取得することも可能です。

 

【乳幼児教育コースのカリキュラム】

 

  • 教育学部のカリキュラムは、
     ・学部で開講される多様な授業
     ・学外における「教育実習」と「学校教育体験」
    の2つの柱で構成されています。
  • 学内の授業で学んだことを、学外の現場で実践し、現場での課題を大学に持ち帰りさらに探究するという、学内での学びと学外での学びを往還することで、実践力を高めます。

 

【専門基礎科目】

大学の授業や実習に関する基礎を学びます。

・新入生セミナー
・日本国憲法


【領域及び保育内容の指導法・幼児教育に関する科目】

保育内容の5領域について、それぞれの学問的な背景や基盤となる考え方を学び、各領域のねらいや内容を踏まえた保育内容の指導法を学んだり、幼児教育に関する専門的知識や実践力を身に付けたりします。

・領域に関する専門的事項 4科目
・保育内容の指導法 8科目
・保育・幼児教育研究法Ⅰ,Ⅱ
・発達心理学実験
・臨床発達心理学
・保育・子育て支援実践演習   など


【学校及び教育の諸課題に関する科目等】

国際理解教育やインクルーシブ教育など、現代的な課題について学びます。
児童の発達や心理、特別活動についても幅広く学びます。

・通常学級における特別支援教育
・グローバル授業づくり入門
・小学校英語実践
・小学校道徳教育実践演習
・特別活動の理論と実際
・心理発達支援論 など


【小学校教科及び教科の指導法に関する科目】

幼児期からの発達や学びの連続性を踏まえ、小学校の各教科の内容や指導法を幅広く身に付けます。

・教科に関する専門的事項 6教科
・各教科の指導法 10教科(選択)

 

【保育士資格取得に関する科目】

・子どもの身体と健康
・子どもの食と栄養
・乳児保育       など

  • このほかに、普遍教育科目や「卒業論文」などの科目があります。

 

【授業紹介】

 

▶︎ 子どもと表現Ⅰ(音楽表現)

幼児の音楽表現の発達や、環境構成、保育者の役割について、理論的理解と実践的音楽活動を通して学びます。表現の学びの連続性・集大成として、3年次に附属幼稚園で上演する創作ミュージカルに取り組む礎となります。

 

 

【学生からのメッセージ】

 

 

幼稚園教員養成課程(現:乳幼児教育コース)
鷹巣 ゆり(茨城県出身)

私は、今、より良い保育者を目指し、仲間と共に学び合い、子どもと向き合って自分自身を見つめ直しながら「保育者の卵」として成長しています。
幼稚園教員養成課程では、子どものことを深く知りたい、もっと良い保育を考えたいという志の下で、仲間と互いに刺激し合いながら学んでいます。実際の保育現場で学ぶ機会も多く、授業で学んだことを、より実践的に理解し、身に付けています。最初の保育実習では、緊張もあり反省点が多くありましたが、先生方から子どもたちの普段の様子や保育者として意識すべきことをご指導いただく中で、次第に子どもとの関りを深めつつ子どもの姿に応じた言葉かけ等ができるようになりました。
これらの学びを通して、入学前は漠然としていた「幼稚園教諭・保育士になりたい」という夢が確かな現実になろうとしている手ごたえを日々感じています。